株式会社NTTデータ オートモビリジェンス研究所
NTTデータグループ

AL 研究活動

Advanced Laboratory

先端研究部

Advanced Laboratory Report

活動報告

2022/02/02
【論文】"A verification framework for behavioral safety of self-driving cars"
ORIGINAL RESEARCH PAPER
A verification framework for behavioral safety of self-driving cars
Huihui Wu,Deyun Lyu,Yanan Zhang,Gang Hou,Masahiko Watanabe,Jie Wang,Weiqiang Kong
First published: January 14, 2022
https://doi.org/10.1049/itr2.12162
2022/02/01
【論文】"EHSTM: a formal model of embedded software and research on several key issues"
Regular Paper
Published: 24 November 2021
EHSTM: a formal model of embedded software and research on several key issues
Watanabe Masahiko, Kuanjiu Zhou, Yicong Li, Zizhong Wang & Junyu Li
CCF Transactions on High Performance Computing volume 3, pages365-382 (2021)
https://link.springer.com/article/10.1007/s42514-021-00082-9
2020/12/07
「第8回 自動車機能安全カンファレンス2020オンライン」へ出展!
Adbanced Laboratoryは、オンライン展示出展。
12/10「自動運転検証におけるデータ駆動アプローチ および知識駆動アプローチによるシナリオベース開発」と題し特別講演いたします。
先端研究部

RB(RuleBase)

エッジインテリジェンスのための
ルールベースプラットフォーム

背景・課題

自動運転など命に関わる制御を深層学習型のAIに完全に任せるには不安があります。そこで深層学習AIが導き出した判断の監視用AIとしてルールベースにより交通安全ルール、マナーを守るように制御することが重要です。

対策(実施内容)

RB(RuleBase)はエッジ向けに組込めるフットプリントの小さいルールベースエンジンとルールをデシジョンテーブル、CEP(複合イベント処理)を状態遷移でモデリングするMBDツールをプラットフォームです。 対象分野は知能化するエッジ全てですが、特にADAS(先進運転システム)など自動車分野で引き合い、実績があります。

RB(RuleBase)は、組込向け軽量ルールベースエンジン&AIシステム開発プラットフォームです。

膨大な情報の中から各条件(ルール)に合致したか否かを高速に判定して処理することができるルールベースエンジンとそのルールをディシジョンテーブル(DT)エディタを使って設計することができる開発環境です。C言語をサポートし、様々な組込環境へのポーティングが可能です。省メモリな組込環境でも高速に動作します。

エッジ向けに組込めるフットプリントの小さいルールベースエンジンとルールをデシジョンテーブル、CEP(複合イベント処理)を状態遷移でモデリングするMBD(Model Base Development)ツールをプラットフォーム(商品名:RB(RuleBase))として提供します。対象分野は知能化するエッジ全てですが、特にADAS(先進運転システム)など自動車分野で引き合いがあり実績があります。

ZIPC R&B 動運転システム高速化の検証

自動運転システム高速化の検証

ZIPC R&B 自動運転エージェントで学ぶルールベースアーキテクチャ

自動運転エージェントで学ぶルールベースアーキテクチャ

ZIPC R&B グラフDBを活用したソフトウェア開発プロセスの可視化

グラフDBを活用したソフトウェア開発プロセスの可視化

例えば雪道に慣れていない南国育ちのドライバと、雪道になれている北国育ちのドライバには、雪道を走行する際の注意警告の出し方を変えたいとします。表1と表2はZIPC R&Bのエディタでモデリングされたデシジョンテーブルになります。表1は路面状況がドライ、ウェット、スノーの3つに分けて、それぞれの路面状況のルールを呼び出すようにしています。表2は雪道でわだちがあった場合の警告を、雪道経験者と未経験者では異なるメッセージの出し方をするようにルールを記述しています。ZIPC R&Bのシミュレーション画面で警告がヘッドアップディスプレイ(HUD)にどのように表示するかを確認できます(図1)。

ZIPC R&Bのシミュレーション画面(図1)ZIPC R&Bのシミュレーション画面

路面状況ディシジョンテーブル(表1)路面状況ディシジョンテーブル

わだち警告ディシジョンテーブル(表2)わだち警告ディシジョンテーブル

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